館主日記

2024年8月22日

山辺町でこの映画をやりたかった理由

お盆に、山辺町の偉大な先輩・安達峰一郎さんの番組を観た。
明治から昭和にかけて世界で活躍した雲の上の偉い人だが、彼が郷土の先輩と思うと勇気が湧いてくる。
山辺町から塩釜まで歩き、そこからいわし船で上京、国際舞台に駆け上がっていった。
武力ではない国際平和に尽力された安達さんの思いは、2019年に凶弾に倒れられた医師・中村哲さんの生き様にも通じるだろう。
だから、中村さんを追うドキュメンタリー映画「荒野に希望の灯をともす」を、安達博士の生誕地・山辺町で上映したかった。
武力で平和は守れない。
それは観る人の心を動かさずにいられない。