2021年8月2日
噺館の譜面台
嬉しかった噺(はなし)です。
いつものようにヴァイオリンを背中に担ぎ、一台の譜面台を手に持ち、山形交響楽団アシスタントコンサートマスター・平澤海里さんが、リハーサルで噺館に現れた。
ステージに立ち、「譜面台を2台使いたいのですが、もう一台ありますか?」とのこと。私は得意気に「2台あります」と答えた。
それは、平澤さんの前に“バッハ無伴奏チェロ組曲全曲シリーズ(全6回)”を大好評で終えたチェリスト・久良木さんが、ここに譜面台もないのを見兼ねてプレゼントしてくれたものである。
そこには「噺館が良質な音楽を聴ける場として、定着していくように」との応援メッセージが添えられていた。
これからは、音楽家の方から何も聞かれなくとも、「譜面台ありますよ~」って言っちゃおうかな・・。(あるって当たり前?)
久良木さんからのバトンが繋がっていくようで、嬉しいのです。